【新唐人2014年3月20日付ニュース】台湾と中国が去年6月に結んだサービス貿易協定を巡り、台湾では馬英九政権に対する反発が広がっています。協定発効に向けて手続きを進める与党の国民党に対し、野党は不透明な密室協定だとして強く反発しています。18日夜には、協定に反発する学生200人近くが立法員の議場を占拠し、21日まで続ける構えです。議場の外にも台湾各地から市民数千人が集まり、協定の撤回と関連法律の制定を求めています。
議場を占拠した学生たち
「エアコンをつけろ!」
張芝瑄記者
「台湾時間3月19日午前9時半、サービス貿易に反対する学生らが立法院議場を占拠してから、すでに12時間経ちました。警察との対峙は未だに続いています」
国民党 蘇清泉議員
「行政院が学生らと対話するのは良い方法です。お互いに撤退の理由が必要です。今のままではだめです」
民進党 高志鵬議員
「人員を分けて4つの出入り口を押さえ、学生らが警察に妨害され、隔離されないよう守ります」
10時過ぎから議場内では、止められていたエアコンが、学生らの要求で使えるようになりました。また、野党の議員らはシフトを組んで市民らを応援しています。出入り口が警察に塞がれ、議場内への出入りはできないため、市民らは外で抗議活動を行っています。
タレント 鄭家純さん
「昨日はチベット、今日は香港、明日は台湾です。もっと多くの人に自身の権益に関心を持つよう呼びかけます。サービス貿易協定が発効すると、全ての台湾人の権益が損なわれますから」
清華大学当代中国研究センター 徐斯倹主任
「馬英九曰く『逢中必反』(中国に良い物はない)我々が反対しているのは中国ではない。米国、日本でもない。反対しているのはこの種の人類文明価値観の堕落なのです。サービス貿易協定、撤回しろ。民主を守る。最後まで堅持する」
新唐人 張芝瑄記者
「警察は立法院を取り囲んでおり、公民団体は外で演説を行うしかありません。政府が満足できる答えをくれるまで、長期的に戦う構えです。新唐人テレビがお伝えしました」
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/03/20/atext1084799.html(中国語)
(翻訳/坂本 ナレーター/佐藤 映像編集/工)